日本酒

日本酒とは

 日本酒は1000年以上前に既に存在していたことが古文書に記載されています。日本酒は分類で言うとワインやビールなどと同じ醸造酒です。原料は米、米麹・水を使用します。玄米を精米し蒸すことからはじまり、蒸米は麹造り、酒母、もろみの仕込みにつかわれます。仕込みは一般的に段仕込みといって一日目、初添え、翌日休みで三日目に中添え、そして四日目に留め添えをして仕込みは完了します。

 いよいよこの酒母に麹、蒸米、水を加えてもろみを仕込んでいきます。このもろみが20日ほど発酵し原酒となっていきます。この昔ながらの製法を守りつつ、それぞれの蔵の個性を出しながら、地元の米、地元の水を使って醸しだされるお酒こそ地酒の特徴ではないかと思います。

日本酒をもっと楽しもう!

 私が日本酒をはじめて口にしたときの感想は非常に悪かったと記憶しています。何においても第一印象というものは大変重要なもので、その後、しばらく日本酒を遠ざけていたようでした。

 ほどなく地酒ブームで飲食店では全国の地酒が味わえるようになりました。この頃からでしょうか、日本酒のイメージが変わってきたのは・・・。ある料理屋で飲んだ地酒が非常にまろやかで、すーっと喉に入ってきて・・・。印象は一気に変わっていきました。

 しかし、いつでも何処でも同じ味が味わえるとは限りません。同じ銘柄でも体調やお酒の管理によって、以前飲んだときよりもおいしくないと思うときも無いとはいえません。

 日本酒をもっと楽しんでいただくため、品質管理はもちろん、酒造りの状況、蔵元の考え方など、知る限りの情報をお客さまに提供しております。飲み頃の温度や料理とのペアリングなど、もっと美味しくなる情報と共に、これからも素晴らしいお酒をご紹介させていただきます。